■自己紹介をお願いします。 |
はじめまして。佐々宮ちるだと申します。
ふだんはアニメやゲームのシナリオ、小説などをゆるゆると書く仕事をしております。
今回、縁あって「式神」のシナリオを書かせていただきました。
筆記インタビューは18年の人生で(え?)初めてなので緊張しています。
どうぞよろしくお願いします。
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■担当したパート、またその感想について聞かせてください。 |
冬萌ルートのシナリオを担当しました。
企画当初いただいた冬萌ルートの原案は、冬萌をメインヒロインに様々な人々が交錯する展開で、
「式神」全体の世界観に関わるようなエピソードも多く用意されていました。
それと印象的だったのは、椎咲さんの「こういうものが作りたい!」という熱い想いとメッセージでした。
シナリオ担当としましては、その「想い」をいかにゲームの中で描いてゆくかということにもっとも気を遣いました。
また積極的に意見交換やアイディアの提案をさせていただき、そのやり取りの中で生まれた設定やエピソードもあります。
いろいろと苦しみ悩みながらも、総括してとても楽しい執筆作業でした。
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■ここに注目してほしいという点はありますか。 |
冬萌がメインヒロインとなる私担当のシナリオにはいろいろと秘密がありまして、まだここでは書けないナイショの設定も多々あります。
おそらく冬萌シナリオをプレイしていただくと、他のルートに登場している冬萌とはかなり印象が違ってくると思います。
ただの敵役ではない、いろいろな「顔」を持った女の子です。
プレイした後で「冬萌って結構いい娘じゃん」とひとりでも多くの方が感じてくだされば、これ幸いです。
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■お気に入りのキャラクターを教えてください。 |
自分がシナリオを担当した冬萌は、どうしても贔屓目で見てしまいます。
冬萌以外のキャラクターとなると、やはり瑠璃さんでしょうか。
妖艶な部分と子供っぽい部分が同居しているところとか、あのおぱーいとか美乳とか……失礼しました。
それに納豆が嫌いなところにも、他人とは思えないシンパシーを強く感じます。
あんな腐ったものは(以下省略)。
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■作業中の秘話などありましたら教えてください。 |
シナリオの初稿を全て書き終え、ホワイトサイクさんにお送りしたのが8月某日の朝の5時過ぎだったのですが、一時間も経たないうちに椎咲さんから「原稿拝見しました。おつかれさまです!」とメールが返ってきた時には驚いたのと同時にこんな時間までお待たせして申し訳ありません、と西の方角を向いてひたすら謝りました、ハイ。
(ちなみにその後寝ないで、そのままコ○ケに行ったのはナイショです)
前述した椎咲さんとのやり取りの中で生まれた設定としては、冬萌の持っている刀があります。
原案では冬萌の武器は別のものだったのですが、椎咲さんの描かれたキャラクター原案にあった、大刀を携えた冬萌のイメージが非常に印象的でした。
女の子がでっかい刀をぶん回して戦うというシチュエイションが好きなので、ぜひこのイメージでシナリオを書かせてくださいとお願いしましたところ、快諾をいただきあのような刀が登場しました。
この刀にもいろいろと重要な秘密があるのですが、それは実際にゲームの中で確認してみてください。
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■「式神」がもうすぐ発売となりますが、今の心境をどうぞ。 |
自分が手がけた作品が発売される数週間前となるこの時期は、いつも非常に緊張します。
果たしてみなさんに気に入ってもらえるのか「つまんねぇ」「金返せ!」と叩かれたりしないかとあれこれ考え、胃がキリキリ痛くなってきて、マジ泣きしたくなります。
これがもう少し発売日間際になると、気持ちが切り替えられるというか「ええいっ、もうどーにでもなりやがれっ!」と完全に開き直れるのですが。
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■最後にユーザーの皆様へ向けて熱いメッセージをお願いします。 |
美麗なグラフィックと熱いバトル、そして怒涛の展開を見せるストーリー……この三つが融合合体した作品になってくれたと思います。
ホワイトサイクのスタッフのみなさんの熱い想いと、ファンのみなさんのご期待に応えるべく、こちらも微力ながら持てる力の全てを投入してシナリオを描きました。
「式神 〜桔梗の華に秘めたる想い〜」どうぞよろしくお願いします。
刮目して、発売を待てっ──!!
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