攻略

えくすとらば学園

2時間目:蛹蟲編
レン  「それでは、二時間目の授業を始めます」
遥  「はい、よろしくお願いします」
遥  (良かった。ちょっと怖そうだけど、普通の人みたい)
レン  「なるべく分かりやすく説明するつもりですが、不明な点があれば
  言ってください。 もっと詳しく説明しますので」
遥  「はい、ありがとうございます」
レン  「仮に、どうしても頭に入らない場合は、蟲を使ってでも記憶に
  刻み込みますのでご安心を」
遥  (ぜ、全然普通じゃない……)



★point1:スタート地点が二つある★
レン  「まずは、蛹蟲の章の構造について説明します」
レン  「蛹蟲の章ですが、実際には、ゲーム中では細かく●●編という
  呼び方に変わっています
。 幼蟲の章が、幼蟲編となっていたのは、
  これらとの統一をかけるためですね」
レン  「僕が説明するのは、蛹蟲編と蟲使編の二つになります」
遥  「はい、分かりました」
レン  「では、まず蛹蟲編についてですが、最初に説明すべきことは、
  スタート地点が二つあるということです」
チャート
遥  「【PrologueT】【PrologueU】がありますね」
レン  「これがどういう事が分かりますか?」
遥  「つまり、幼蟲編の結果によって、スタート地点が変わるという
  ことですか?」
レン  「その通りです。これは非常に大きな分岐なので注意して下さい」
遥  「でも、分岐って、どこで分岐してるんですか?」
レン  「それを探すのもこのゲームを楽しむための一つのポイントなのですが
  ……あえて答えるならば、夢美さんが西の屋敷に行っているか
  どうか
ですね」
遥  「それ以外にはないんですか?」
レン  「ありません。夢美さんが西の屋敷に行く……つまり、幼蟲編の
 
【取引】を通過した展開になっていれば、【PrologueU】からの
  スタートとなります



★point2:優斗との関係は?★
遥  「先生、AnzUで働いてたら、男の人からデートに誘われたんですけど」
レン  「南 優斗ですね。彼とデートするかどうかは、後々に大きな
  影響を与えますよ」
遥  「あ、やっぱり……」
レン  「コンプリートを目指すのであれば話は別ですが、基本的には
  デートしておいたほうが良い
です」
レン  「少なくとも、南 優斗とデートをしないことで発生する大きなルート、
  といったものは存在しません」
レン  「デートをしておくとさらに後日、またデートに誘われることが
  ありますので、それを受けるかどうかが重要な分岐点となります」
遥  「分かりました。ひとまず、デートしておくことにします」



★point3:アゲハとの関係は?★
遥  「先生、アルバイト募集の張り紙をお店の表に貼るか内に貼るかって
  分岐点に来たんですけど……」
レン  「それも非常に大きな分岐点です。注意して下さい」
遥  「ち、注意も何も、どっちがどうなるとか分からないんですけど」
レン  「ええ、ですから最初は好きなほうを選んでいいですよ」
遥  「それじゃ攻略になってません……」
レン  「仕方ありませんね。
  結論から言えば、内に張ると、以降、九条アゲハが
  登場しなくなります
遥  「えっ、全然ですか?」
レン  「はい、影も形も登場しなくなります」
レン  「厳密には、さらに別の条件を満たすことで一度だけ登場させることが
  できるのですが、それは今は関係ないので説明は省きます」
遥  「じゃあ、普通は張り紙は表に貼ったほうがいいんですね」
レン  「そうです。南 優斗のときと同じく、コンプリート狙いでなければ、
  張り紙は表に貼って問題ありません」
遥  「アゲハさんが登場しないことで開く、大きなルートなんかは――――」
レン  「――ありません」



★point4:美弥香、唯との関係は?★
レン  「次は、蟲使いからの再登場でもある神武美弥香さんと佐々原 唯さん
  について説明します」
遥  「この人達とも、会うか会わないかの分岐があるんですね」
レン  「一つ目のポイントは、【AnzUでの過ごし方】【自宅での過ごし方】
  分岐です」
遥  「【AnzUでの過ごし方】を選ぶと、美弥香さんと唯さんが登場しますね」
レン  「これで彼女達とは、【偶然の再会】で再会のチャンスが訪れます
  どう選択するかによって、後々の展開が大きく変わってくるのです」
遥  「優斗さんやアゲハさんとは違うんですか?」
レン  「少々違います。彼女達と会わない、再会しないことで開けるルートも
  あるからです」
遥  「【偶然の再会】を通過してるかどうかで、開けるルートが違うという
  ことですね」
レン  「メインとなる物語を進むのであれば、彼女達と再会している必要が
  あります
。 再会しないことで開けるルートについては、次の時間に
  説明することにしましょう」
遥  「じゃあ、今は再会する方向で進めてみます」



★point5:休日の過ごし方は……?★
レン  「続いては、【休日の過ごし方T】【休日の過ごし方U】
  【休日の過ごし方V】
について説明します」
遥  「優斗さんとデートするかアゲハさんと遊びに出るか
  レン先生と自宅で過ごすか、ですね」
レン  「基本的には、南 優斗、もしくは九条アゲハと接するスロットを
  選んでいけば問題なくいける
でしょう」
レン  「重要なのは、ここで誰と休日を過ごすかということなのです」
遥  「つまり、優斗さんとデートすることで開く可能性があるルート、もしくは
  アゲハさんと遊ぶことで開く可能性があるルート、があるということですね」
レン  「そうです」
遥  「あの……レン先生と過ごすことで開くルートは…………」
レン  「ありません」
遥  「あ、機嫌悪そう……」
レン  「結論から言えば、コンプリートを目指す場合でなければ、優先的に
  僕と過ごす必要はありませんのでご注意を」
遥  「……言ってて寂しくないですか?」
レン  「……多少は」



★point6:繋がる道は二つある★
レン  「さて、この蛹蟲編ですが、実はここでゲームが終了することは
  ありません」
遥  「エンディングがないということですか?」
レン  「そうです。DEADENDすらありませんから、ゲームオーバーにも
  なりません。 必ずどこか次のルートに入ります」
遥  「どこか……ということは、複数あるんですね」
レン  「答えを言ってしまえば、蛹蟲編からは、蟲使編揚羽編
  入ることができます
レン  「普通にプレイしていれば、大抵の人は蟲使編に入るでしょうね」
遥  「あ、はい。私もそうみたいです」
レン  「蛹蟲編は、【刻凍る果ての獣魔】から大きく展開が変わっていきます。
  ポイントをまとめると、以下の通りですね」
 
       1、スタート地点が、【PrologueT】と【PrologueU】のどちらか
       2、【休日の過ごし方U】を通過しているかどうか
 
遥  「【休日の過ごし方U】ということは、アゲハさんと遊んでいるかどうか
  ということですよね。 ……優斗さんと二回目のデートをしているか
  どうかは関係ないんですか?」
レン  「この段階では、直接的には関係ありません。
  彼との関わりは、もっと後になって影響してきます」
遥  「つまり、アゲハさんと仲良くしていれば、揚羽編に行って、
  仲良くしてなければ蟲使編に行くということですか?」
レン  「正確には、九条アゲハと仲良くしていれば、揚羽編に行くこともできる
  ですね。 どんなルートの進み方をしても、蟲使編に行けなくなるという
  ことはありません」
遥  「あ、そうなんですか」
レン  「ただし、一点だけ注意しておかなければならないのは、
  揚羽編はスタート地点が、【PrologueT】の場合でなければ
  行くことはできない
ということです」
遥  「えっ、それじゃあ蛹蟲編で条件を全て満たしていたとしても…………」
レン  「はい、スタート地点が【PrologueU】の場合は、
  揚羽編に行くことはできません」



★point7:夢美の右腕について★
レン  「蛹蟲編の終盤ですが、もう一つ重要なポイントが残されています」
遥  「まだ、あるんですか?」
レン  「ある特定の条件を満たすと、夢美さんの右腕が潰れます
遥  「……ものすごくコメントし辛いんですけど」
レン  「普通にプレイしていれば、どちらかと言えば発生しづらい展開だと
  思います。 もっとも、【刻凍る果ての獣魔】に至るまでに必要な条件は、
  スタート地点が
【PrologueU】であること、だけなのですが」
遥  「その後は……?」
煉悟  「特に複雑でもありませんから、おそらく攻略するまでもないでしょう。
  右腕が潰れ、そして――――」
ゆめみ、さいせいちゅう
遥  「……こうなるわけですね」
煉悟  「この展開になると、強制的に蟲使編に入るわけですが……
  詳しいことは、次の時間にお話しします」
遥  「分かりました」
遥  「……それにしても蛹蟲編って、何故だか選択できないスロットが
  多いですね」
煉悟  「はい。このゲームには、特定の条件を満たしていないと選択できない
  スロット
があります」
煉悟  「それらしいものがあったら、とりあえず放っておいて、
  ある程度ゲームを遊んだあとに戻って来ると、
  選択できるようになっているかもしれませんよ」
遥  「なるほど」